お墓参りに関するアンケートを実施しました。調査対象は、20代が13%、30代が47%、40代が29%、50代が10%、60代以上が1%。宗教の違いやお供えものなど、風習の違いについては、金沢の「キリコ」に関してのご意見が多くありました。お盆の里帰りでのエピソード、苦痛、喜びなども教えてくださいました。
- 実施期間:2013年5月10日~6月4日
- 有効回答:104名
- 対象者 :ウーマンスタイル会員
お墓参りに行きますか?
お墓参りは、お盆など親戚や家族が集まった時に行くという意見が大多数を占めています。
お墓参りに行くときは誰と行きますか?(複数回答可)
お盆に家族で墓参りに行くと回答した方が90%となり、30~40代の主婦たちは家族行事としてとらえているようです。
お盆のお墓参りはいつ行きますか?(複数回答可)
金沢市のお盆は7月に行われていますが、実際に金沢市に在住の方でも、親せきが集まった際や、実家での里帰りの際に墓参りに行くということで8月に行っている方が多いことが分かりました。
宗教の違いやお供えものなど、風習の違いで困ったことや驚いたことはありますか?
お経について(4件)
- 宮城から石川県に嫁に来たが、お経が歌みたいでビックリした。あと、お墓参りした後、「お下がり」といって、お供えしたものをみんなで食べることもビックリ!
- 実家のお墓参りは年に1回で1か所のみお経をあげてもらう。嫁ぎ先は春と秋のお彼岸とお盆の年3回、6か所も周り、お経はなし。お墓参りだけですごく疲れる。
お供え物について(8件)
- 私の地元のお墓参りは、大量の花を持って行く。お墓はみんなたくさんの花が供えてあり、とっても華やか!こちらに越してきて、意外にシンプルなお供え物に驚いた。
- 旦那の実家はお供えものをしないらしく、「お下がり」を期待して買って行った生菓子がそのまま放置され置き去りに…。残念だった。
キリコについて(22件)
- 金沢に来て、お墓の前の行燈にびっくり!しかも、誰が来たか!来ないか!一目瞭然!
- キリコが自分の故郷にはないので、美しい風習だなと感動した。夜もお参りするのでキリコが幻想的。広島では午後から参ると死人が付いて来るのでNGと言われている。うちの故郷だけかな?
- キリコは風情があるが、ゴミになっているのを目撃して、そこはちょっと考え物だなあと思った。実家も浄土真宗だが、こちらは大分趣が違う。
宗教・宗派の違いについて(6件)
- 夫の実家が神道なので、神社と同じお参り方式なのは驚いた。もちろん数珠も使わない。
数珠について(3件)
- 実家の親族は葬式以外に数珠は使わなかったが、嫁いだ先では仏壇にお参りするのさえ数珠持参。知らずに持って行かず失敗した。
線香について(2件)
- 線香をまとめたまま火をつけて、そのままお墓に置く。
通夜・葬儀について(8件)
- 曹洞宗のお葬式に出席したとき、鳴り物がすごくてびっくりした。
- キリスト教の葬式はよく分からなかった。都会で通夜の料理にマグロの握り寿司が出てきて、さすがに食べられなかった。
- 主人の実家と宗教や慣習が違うため、初めて葬儀に参加したときはものすごく驚いた。改めて北陸の信仰心の厚さに感心した。
墓石について(5件)
- 義父が仏教を厚く信仰しており、久々にお墓に行ったら、お墓の隣にとても大きな石碑が立っていてびっくりした。よく分からないけれど、ありがたいお言葉がつづられているそう。いったい、いくらで作ったのかとっても気になる。
東京から金沢に来て驚いたのは、墓前では「南無阿弥陀仏」が圧倒的に多かったこと。
その他(9件)
- 関東から金沢に来たので、最初は7月がお盆と聞き驚いた。やっとそれになじんだ頃に、結婚した相手は野々市の人で、野々市は8月だった…。
- 私の地元では、お盆には迎え提灯、送り提灯をする。主人に話したら、「そんなのやってないよ~」とのこと。それまで当たり前だと思っていたので驚いた。
- 風習の違いではないけど、田舎のお墓は数がたくさんあって、草むしりや花の数など、管理が大変。これを息子の代で維持できるのか?不安…。
お盆の里帰りでのエピソードを教えてください。(苦痛、喜びなんでも吐き出してください)
◎お墓参り全般に関して(16件)
- 子供が乳児の頃は、暑い時期なので色々気を使ったけれど、今は少し大きくなったので、一緒にお墓をきれいにしたり草むしりをしたり穏やかな時間を過ごしている。
- 結婚して初めて主人の実家(遠方)の墓参りに行ったとき、将来は友人知人の全くいないこの土地のお墓に入るのかと思うと無性に悲しくなった。
- 子供の頃は親の祖父・祖母のお墓参りだったで、一緒に過ごしたことのない先祖のお参りだったが、最近は一緒に過ごした祖母、祖父が亡くなり、そのお墓参りともなると、昔よりもしみじみとしてしまう。
- 実家のお墓は管理会社がいるので、いつもきれいになっているが、主人のお墓は自分たちできれいにしないといけないため、お墓参りに行ったときに、周りの草むしりをしている。そういうことは長男夫婦が先にすべきじゃないのかなあ、何てちょっと思っている。
- 実家のお墓参りをしたときに、お供えした花。水を汲みに行って戻ってきたら、枯れた別の花にすり替えられていた。探したら別のお墓に持って行った花がお供えしてあった。お墓で泥棒のようなことをするなんて許せない。
主人の実家のお墓は、入籍して13年間、初めての帰省と長女誕生の2回しか行ったことがないため、たどり着けないと思う。私の祖父のお墓は場所は分かるが、津幡の山の中にあるため、春秋のお彼岸は熊が出没、お盆はアブが大量発生するため危険で足が向かない…。 - 父親の実家ではお墓参りのあと、お墓の前でお供え物を食べる習慣がある。なかなか驚かれる…。
◎蚊に刺される(8件)
- お墓が山にあるので、お盆のお墓参りは蚊との戦い。虫よけを浴びるようにかけて行ったはずが、気が付けば吸われていたり、読経の後ろで「ペチッ!」と叩く音が聞こえたり…。
- 私の実家のお墓は山にあり、草や蚊が多い。子連れで行くと蚊の大群が子供に襲ってくる。ご先祖様には申し訳ないが、花と線香をお供えしたら、さっさと帰っている。旧盆の時期を外してお墓参りに行くと、草刈してなく、お墓にたどり
◎暑い!(3件)
- お盆は自分側の親戚の集まりに行くが、昔ながらの日本家屋なので、部屋が広くて暑い!そして、お正月は寒い!子供の頃は気にならなかったが、大人になると暑さと寒さが身にしみる。でも、普段食べないごちそうが食べられ、久しぶりに親戚に会えるので楽しみにしている。
◎移動に関して(6件)
- 帰省代がかかる~!!ボーナスがほぼ飛んで行く!毎回、乗継で帰るので、直行便の飛行機が出てほしい!
◎気楽・くつろげる(4件)
- 関西に住んでいたときは、お盆の期間中、主人と一緒に主人の実家に泊まっていた。家族が集まるので、ほぼ台所にいる感じだった。会社が始まったら主人は関西へ帰り、私と子供だけ私の実家で1週間程過ごしていた。その1週間の息抜きが、本当にありがたかった。
◎楽しい・楽しみ(11件)
- お墓参りの後は、お義母さんのおごりでお寿司屋さんに行くのが恒例になっている。毎年楽しみ。
- 子供を見てもらえるし、家事もしなくていいので、いつもワクワクする!!
- 実家に帰るのは、やはりほっとする。金沢よりも少し涼しい場所に帰れることもうれしい。金沢では体験させてあげられない、田舎らしい遊び(カブトムシを取りに行く、川遊び)を子供に体験させてあげられるのもいい。
◎驚いた(6件)
- 子供の習い事でお盆に夫側のお墓参りができず、夫だけ行ってもらったら、次に夫の実家に行ったとき、お墓参りをするまで、家に入れてもらえなかった。大切なこととは思うけれど、びっくりした。
- 里帰りしたら、義理兄夫婦が引越しをして同居していなかった。
◎苦痛・不満(16件)
- 遠路についたら2日目くらいからご飯の支度で、嫁としては大変疲れる。実家ではグデーっと眠らせてもらっているので、ちょうじりは合っているかな。
- 家族親族ほぼ全員金沢に住んでいるのに、田舎に行くととたんに長男の嫁扱いでみんなにこき使われること。準備も後片付けも接待もすべてこちら持ち。なんで?!
- 帰る日程をできる限り短くされる。自営の都合もあるが、滞在期間の決定権は私にない。いつも主人の両親の顔色をうかがいながらなので難しい。
- 旦那の実家で義妹夫婦と一緒に泊まるとき、家族ごとに部屋を分けて使うのではなく、男女に分けられる。(クーラー使用の有無の関係で)義妹はおしゃべりで寝かしてくれない上に、クーラーを弱にしないといけないので私はほとんど拷問に近い。
◎帰省・お墓参りをしない(8件)
- 同じ県内なのにお墓参りの時期が実家は7月、嫁ぎ先は8月なので不思議。嫁ぎ先は本家がないので誰も集まらないから寂しい。
- 私も夫も実家が近いので楽だが、逆にお盆に里帰りをするという感覚はない。久しぶりに姉妹が集まって食事するという感じ。
◎その他(4件)
- もう70歳近い両親がお墓参りのために10何時間もかけてドライブするのが心配で、数年前から同行するようにしている。一昨年、せっかくなので、既に皆結婚し家族持ちの兄弟に集合をかけて、何十年ぶりかの家族旅行ならぬ家族墓参りを宮城で震災にあってから一度も里帰りしていない。実家もなくなってしまったので。でも、あの日何とか助かった三男の出産のお礼参りをしたい!!!今、四人目を妊娠中。毎回、出産前には安産祈願をこめてお里のお墓参りをしていて、見事に三人共超安産!宮城のご先祖様、どうしているかな?
- 結婚して初めて主人の実家へ帰省したとき、お手伝いしようと張り切っていたが、お母さんが何から何までやってくれていて結局何もできなかった。しかも、布団をあげるか聞くと、「いいよ」と言われたのでそのまま帰ってきた。あとから、実母に「布団はあげるものだ」と言われとても気まずかった。
- 夫の実家は他県なので、行くと親戚やご近所への挨拶周りをすることがある。方言というか、なまりがひどくて全く言葉が分からず、笑顔と「はい」「ええ」という二語だけでやり過ごしたことがある。