私たちは、女性のお客様をターゲットにした企業の商品開発やプロモーションなど、マーケティングをサポートするのがお仕事です。
「女性」に特化するには理由があり、弊社が大切にしているセオリーやノウハウがあります。

そのひとつが、人は会えば会うほど好きになる、という「ザイアンスの法則」。
接触頻度が増えるほどに、親近感を持ち好感度が増していく効果のことで、さまざまな企画を考える上での指針としています。

効率を求めるあまり、忘れかけていたもの

接触頻度については、クライアントへのご提案の際に当たり前のようにお伝えしていたものの、自社の事例でハッとすることがありました。
弊社のプロジェクト「発酵食大学」でのことです。

「発酵食大学」は金沢を拠点に発酵食を「学ぶ・楽しむ・食べる・体験する」ことができる大人の食育プログラム。認定校として神奈川県・武蔵小杉でも講座を開講しています。

この武蔵小杉認定校には、立ち上げの1年間、弊社スタッフが毎月通っていました。
受講生の皆さんに金沢の食文化や伝統をお伝えすることで、親しみや好感を持っていただき、その手応えをしっかりと実感できていました。

2年目からは現地の講師に運営をお任せし、スムーズにいっていたかのように思われたのですが・・・やはり「接触頻度」の弊害が表れました。
受講生とスタッフの接点がなくなると、ダイレクトに金沢の魅力が伝わりづらくなり、親しみもわきません。そうなると”発酵食大学愛”はみるみる失われてしまうのでした。

わかってはいても、毎回の交通費や人件費を考えると諦めざるを得ない。
そんなジレンマに陥っていた時、現地の講師から思わぬ提案がありました。

「経費が掛かるという理由だけで金沢本校と疎遠になるのはあまりにもったいない!金沢本校のポリシーや情熱を私たちにもっと伝える方法を考えてほしい」
講師の熱い思いを聞いて、ハッと我に返ったのです。

お客様との距離は、リアルな距離ではなく心の距離!

人は会えば会うほど好きになるもの。

疎遠になれば、人・会社・商品への「それじゃなくちゃダメ」という気持ちがどんどん薄れていき、しまいには「他のどれでも同じ」になってしまいます。

武蔵小杉と金沢の距離を、経費をかけずに縮める方法を考えよう!

武蔵小杉と金沢の受講生・運営スタッフが”リアルにつながる”方法を模索しよう。

ビデオレター、YouTube(あ~、会場にWiFi飛んでないんだった)などなど、お金がなくても、工夫次第できっと何とかなるはず!

入金や出欠確認だけをメールでお知らせする事務的なスタッフから、金沢の食文化や本校の様子・協賛企業の近況など、活きた情報を伝えるスタッフへ。

電話すれば、
「あ、いつもビデオレターで見る○○さんね!」と応じてもらえる関係性を築こう!

そして発酵食大学OBであることに誇りを持ってもらい、応援してもらおう。

コミュニティからクチコミを起こす

目指すのは、広告に頼らないクチコミのチカラ。
大学卒業生(=コミュニティ)がずっと発酵食大学のファンであり続け、クチコミを起こしてくれる好循環。
今まではその仕組みが回っていたのですが、疎遠になることで応援したくなるキモチが継続しなくなっていたと思うのです。

「もう一度、ファンコミュニティを構築する時が来た!」と気が付きました。

既存客(=コミュニティ)をもっともっと自社のミカタにしてファンにする取り組み。

500キロの距離を超え、またまた挑戦が始まります!!

御社も「一度購入したきりのお客様」とのつながりを見直してみませんか?

以上、6月8日に配信したメルマガでした。

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